kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

吹奏楽の基礎

 バンクリの詳細が先日発表されました。第51回となる日本最大規模の吹奏楽研修会です。参加してみたいとずっと思っていましたが、仕事との日程調整がつかずにDVDで事後学習をするにとどまっています…。

日本吹奏楽指導者クリニック(ジャパンバンドクリニック) (japanbandclinic.com)

 今回は有料動画配信というものも実施されます。3つの講座とヤマハ吹奏楽団のコンサートをオンライン上で鑑賞できるというものです。変異株に伴う、コロナ第4波がし寄せる中ではありがたいことです。バンドのレベルを上げるには指導者のレベルアップが必要です。特に音楽大学などで専門的な勉強をしてきていない指導者は特に・・・。バンクリに限らず色々な機会にレベルアップしていきたいと思っております。

 

 レベルアップといえば、大阪桐蔭が基礎合奏ルーティーンを公開しました。基礎合奏という概念には賛否両論あるし、そもそも意味のある「ちゃんとした基礎合奏」を行えているバンドは少ないのが現状です。これが正解というわけではありませんが、俗に言う強豪校の練習が垣間見れるのは嬉しいことです。

youtu.be

 うちのバンドは、ちゃんとしているのかと振り返ると「徹底」はできていない部分があります。また、生徒主導でできたらいいなと思いつつもそのあたりの指導ができていません。ただし、ハーモニーディレクターを活用した個人チューニングとネムのバンドメソードの「バランストレーニング」と「ハーモニートレーニング」を活用したサウンド作りは年明けからコツコツと続けています。ネムという言葉が通じる吹奏楽指導者はベテラン年代層になっていくのかな!?

年代でいえば、私はネムが通じない世代になりますが(笑)

※バンクリは1970年にスタート。1976年~2004年まで三重県合歓の郷 ヤマハミュージックキャンプで開催されていました。2005年から浜松市のアクトシティで開催されています。

「日本バンドクリニック50周年と米国海兵隊軍楽隊の来日」その2 (gakufu.co.jp)

 

 2、3ヶ月たったこともあり、だいぶ音が寄ってきて倍音が響いてる瞬間も徐々に長くなってきました。20名のバンドにしては厚みが出てきたようにも思います。形骸化してしまう基礎合奏はダメですが、合奏の音としてサウンドレーニングをする基礎合奏には意味がありそうです。これからもあり方を模索していきます。