先日の合同練習の折、普段は乗らない朝の８時過ぎの電車に乗りました。駅のホームで声をかえられたのですが、誰かと思えば吹奏楽部の教え子でした。社会人になっていたこと、マスクとメイクで印象が違ったこと、髪型が変わっていたことから最初はだれだかすぐ分かりませんでした。声を聴いて納得・・・。
「先生は全然変わっていませんね」
と言われました。当時は初任でしたから２２歳の教員・・・それに比べればだいぶフレッシュさは失われてしまいました。とはいえ、こうやって大人になった吹奏楽部員に会えるのは嬉しいことだし、いまだに先生と呼んでもらえることは嬉しいことです。
こうやって教え子と再会できたことも嬉しいのですが、再会した彼女には「妹さん」がいます。その「妹さん」も吹奏楽部員でした。私にとって忘れられない大事な教え子です。しかしながら、中学卒業後は２、３度顔を合わせたのみでほとんど話もしていないし、連絡もとっていません。今では立派に社会人になって働いているということを聞きました。
近況が少し聞けただけでも嬉しいものです。接点がありませんからこれからも会うことはないかもしれないけど、幸せな人生を送ってほしいと遠くから願うのみです。
「
「旅する笛吹き」の「ロストワールド（失われた世界）」でも使われた旋律です。今は当たり前のように近くいる人も時が来れば別れがやってくる。旧３年１組の担任をしていたときに教え子を想いながら書いた曲です。
