kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

作曲に興味を持った理由 10歳の思い出

 「先生のご専門は何ですか?」と聞かれると「作編曲です。」と答えたいところですが本当のところは「国語」であり「日本語学」です。あくまで作編曲は、趣味の領域といったところでしょうか。

 吹奏楽を始めてから素敵な作品に多く出会ったことで方向性が決まったことは間違いないことですが、きっかけは小学校5年生の音楽の授業でした。音楽発表会や市民音楽祭など小学校5年生は合唱や器楽をやる機会が多かったのですが、その中で杉本竜一先生の「生命の息吹」を器楽でやりました。ソプラノリコーダーを吹きました。別の機会に同じく合唱にアレンジされた杉本竜一先生の「Tomorrow」を歌いました。

 この2曲のサビの最後が同じなんですよね。それまでの曲の展開は違うのに最後が同じだということに小学生ながら驚きました。作曲家が同じということに気づいたのもその時です。今思えば2曲とも「生き物地球紀行」で使われた曲だから共通していたのだと思います。「Believe」や「この星に生まれて」にも共通項を見つけ出すことができました。


生命の息吹/杉本竜一(ピアノソロ)

 


生き物地球紀行のEDテーマ曲「TOMORROW 」& 恐竜

 

 杉本作品にすっかりハマった私は、手書きで楽譜を写し始めました。器楽合奏を1人で再現するための編曲のような作業もこのときに初めてやりました。楽譜に音符を埋めていく喜びは今となんら変わりません。

 

 おすすめは、このCDです。