kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

課題曲コンサート2022

 今日は仕事を定時ぴったりにあがらせていただき課題曲コンサート2022に行きました。サラリーマンに紛れて電車に乗って初台へ。毎年、楽しみにしているコンサートで初回から欠かさずに鑑賞しています。
 9列目というかなり前方の席でしたが、予想外にも音響の良いスポットでした。同じ列で聴いていた知人も同じ感想を抱いていました。低音の豊かな響きは生演奏の醍醐味です。
 前半で1番印象的だったのは、やはり課題曲3番のジェネシスでした。演奏前の作曲家と指揮者の軽快なトークはもちろんですが、演奏の熱量が圧倒的でした。指揮者もオケも演奏会の中の最高潮に達していたように感じました。ちなみに今日は、学校を出てくる少し前にジェネシスの初見合奏をしてきたので私自身もジェネシスモードでした。余計に熱量を受けやすい状態になっていたのでしょう(笑)
 後半は来年度で廃止となる課題曲5番の特集でした。プロの技術は圧巻です。何とも大変なプログラムです。アンコールはいつもなら岩井作品でしたが、昨年末に亡くなられた丸谷先生を偲ぶ選曲でした。丸谷先生と課題曲…。大井先生から丸谷先生のことが語られた瞬間、あの課題曲だろうなと思い浮かんだ曲がやはりアンコールでした。私にとっても最も好きな課題曲の一つである高度な技術への指標でした。こんなに面白い課題曲は二度と出てこないのかもしれません。
 帰りは久々にあった友人の車で途中まで送ってもらいました。彼とは同い年で吹奏楽部顧問仲間であり作編曲仲間でもあります。過去には作品提供もしてもらいました。課題曲コンサートで会うたびに次の朝日作曲賞応募する?という話題になります。なんとマーチを2曲形にしつつあるということで打ち込み音源を聴かせてもらいました。
 自分にはないアイデア、部分転調など刺激になりました。最近はアレンジものを書くばかりでオリジナルの創作意欲がないので湧き出るアイデアには軽い嫉妬すら感じます(笑)
 さすがに朝日作曲賞は間に合いませんが、部活動も制限が出てしまい時間があるので小曲のオリジナルを1つ書いてみようかな。影響されやすい人間です。