定期的に自分のもとに降りかかってくる言葉
「出る杭は打たれる」
「精選版 日本国語大辞典」によると・・・
才能や手腕があって頭角をあらわす者はとかく他から憎まれ、妨げられる。
[初出の実例]「縦は出るくゐのうたるると俗にいふこと」
自分よりも優秀な学級担任、吹奏楽指導者、部活動の顧問、国語科の教師、地方公務員は世の中にたくさんいます。それなのに私の場合は、幸運が重なりすぎて色々と順風満帆に見えがちなので時折「出る杭は打たれる」の現象に出くわします。自分でそう思っているわけではなく、周りから言われるのです。
「先生は活躍しているから…先生は力があるから…」という類のことを言われがちです。これ自体が自慢みたいに見えてしまうのかもしれません。仕事だけではなく「音楽」の世界でも起こりがちな現象でもあります。毎年、正月に師匠のもとへ行って昼間からワインを飲んで色んな話をするのですが、そこでも心配されます。その音楽のスキルや行動力は音大を卒業した人から見たら脅威であり、潰したくなる対象になりうるというのです。これは怖い。師匠は、怖い話を面と向かって言ってくるお方です。「後ろから刺されないように・・・」と忠告を受けたこともあります。さすが、オペラの指揮者。後ろから刺すというのがオペラのワンシーンを彷彿させます。
私からすれば音大を出ていないというコンプレックスがあるからこそ必死こいて勉強して修行して数をこなしているのですよ…。そこに敵意とかないし、専門的に音楽を学んだ方々のことは尊敬しています。むしろ色々、教えてほしいくらいなんです。
自分が進もうとした道でそれを妨げる勢力があったときの攻略法は、決まっています。すでに人生で何度も経験済みです。イチロー選手も同じことをおっしゃっていました。
www.youtube.com
結局、自分は自分なので「できないこと」はできないし、「できちゃうこと」はできてしまうのです。中学生だろうが、先生だろうが、プロの音楽家であろうが、個性を輝かせることがすべてです。命を輝かせると言っても良いでしょう。批判する人もいるかもしれませんが、きっと応援してくれる人や評価してくれる人もいるはず。
さて、世界トップクラスの杭が出すぎちゃっている人と言えば、トランプ大統領。そのトランプ大統領の就任式の模様がニュースで流れてきています。政治的なことはよくわかりませんが、吹奏楽人間なので大統領と聞けば「マリンバンド(大統領直属)」を思い起こします。数年前に来日して話題にもなりました。そして、アメリカといえば「星条旗よ永遠なれ」です。マリンバンドによる演奏は、言うまでもなく世界最高峰の演奏です。こういう動画は本当に価値があるので中学生にも鑑賞してほしい。
www.youtube.com