kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

感謝ってどうやって伝えていますか?

 日々、感謝です。

 三者面談も半分が終わりました。1年生の担任ということで「はじめまして」という保護者もいますが、「ご無沙汰しております」という保護者もいらっしゃいます。今の学校は7年目になりますから兄弟関係で関わる家庭も多数あります。半年くらい前まで進路相談をしていた元1組の保護者もこの三者面談期間に数名お会いしました。また、吹奏楽部でお世話になった保護者にも会う機会がありました。やっぱり人と人のつながりは面白いものです。

 地元に長くいるから知り合いと知り合いがつながっていることもあります。今回、地域の吹奏楽団の指揮を始めたこともあって、思わぬところから声をかけられることもあります。今の学校に残った意味…色々あるんだなと思いました。

 出会ってくれた人、今こうやって顔を合わせる人たちに感謝です。もちろん人と人ですから上手くいかないこともあるかもしれません。でも、出会えたことに感謝です。「みんなにありがとう」という気持ちが大きくなる今日この頃です。この感謝の想いをしっかり伝えたい・・・。贈り物とかそういったものではなく、言葉や態度でしっかりと伝えたいのですが、どうしても形式ばってしまう気がします。明日も心を込めて「ありがとう」をいう1日にしたいと思います。

令和7年7月7日(月)


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 今日もいっぱい働きました。みっちり4コマの授業+7件の三者面談でした。職員室でのデスクワークは何も進まないまま勤務時間終了…。そんな忙しい中でも「七夕」を味わいたい派です(笑)。我々教職員が出欠確認で使っている紙のことを「短冊」と普段呼んでいますので、その余白にXでも投稿した

 

身近な人の笑顔がこれからも続きますように

 

という願い事を書きました。夕方には、隣の短冊の余白にも願い事が書いてありました。みんなのささやかな願いが叶うと嬉しいですね。

 仕事後は「ちょっとだけ」のつもりでお出かけをしましたが、結果的に長居をしてしまいました。ただ、その中でアルトサックスによる「星に願いを」を聴く時間がありました。今日は曇っていて七夕なのに星の1つも見えない夜でしたが、音で七夕を感じることができました。これもまた素敵なことだと思いました。

 

皆さんはどんな願いを星に託しましたか?

コンクールが近づく

 スマホの機能に驚かされることがあります。位置情報をONにしているから起こることですが、マップの移動頻度が高い場所と時間帯から色々と判断して表示させていきます。たとえば、登録をしていないくても勤務先が表示されます(昨年は一時期、文化会館が勤務先として認識されて面白かった)。今日はついに父親が入院している「病院」が夕方になると表示されました。それだけ週末の夕方に病院に足繁く通っていることになります。当初の予定よりだいぶ入院期間も長くなっており、もう少しで2ヶ月となります。入院期間で3回の手術をしていますが、最初は明日あたりに退院予定でした。一体、いつになることやら。「(吹奏楽)コンクールの日じゃなかったら退院のとき、迎えに来てほしい」と言っていました。もちろん、退院の日は休みをとって対応するつもりです。弱っている中でもコンクールシーズンであることが父親の頭の中にもあることに驚きました。

 さて、そんな吹奏楽コンクールに向けた練習ですが、昨日の通し演奏の記録を何度も聴きなおして課題を分析しています。さらに吹奏楽関係者に送って、数名からコメントもいただきました。さらには指導者同士の交流で他校の通し演奏の動画なども観ました。県大会に進むような中学校はやっぱり高いレベルのことをやっていました。諸々の環境要因はありますが、見事な演奏をしている中学校のサウンドを聴くと悔しい気持ちになります。まだ、自分はそこまで生徒たちを引き上げることができていません…。短期的なことではなく、中長期的な指導方法として甘いところが多々ありました。

 ただ、落ち込んでいるわけではありません。むしろ良きライバルのおかげで燃えてきています。ここからの追い込みシーズンは成長のゴールデンタイムでもあります。限られた時間で何をどうやって伝えていくか、成長を促す支援とは何なのか、顧問として問われているように思います。練習再開まで、まだ時間があります。練習のないときこそ何かできるはずです。ということで色々、作業しています。

 

 昨日の遠征で「となりのトトロ」を観たからなのですが、劇中の名曲が頭の中をグルグルしています。どの曲も好きですが、「さんぽ」でも「となりのトトロ」でも「風の通り道」でも「ねこバス」でもなく「まいご」が1番大好きな曲です。トトロのモチーフがしっかりと入れられているところも素晴らしいところです。


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 この曲に歌詞があるのをご存知ない方もいます。また歌詞の世界観も素晴らしいのです。この歌詞のことについて昨日、お話できたのは何だか嬉しかったです。


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高校生との合同練習2

 高校との合同練習で川崎市まで遠征に出かけました。大型バスを使って合同練習に出かけるなんてひと昔前は「強豪校のすることだ」と思っていましたが今となっては毎年恒例の楽しみです。今シーズンは吹奏楽部が校外に出ることがなかったので、実は初めての遠征になります。大型バスでは「となりのトトロ」を視聴。夏といえばこれですね。

 合同練習では、高校生がいつものようにリードしてくれました。ここの高校は定期的に指導に行っている高校です。もう何回くらい行ったか数えきれないほどです。準備室に貼ってある歴代のコンクールの写真を見るだけでも感慨深いものがありました。自分にとって大事なバンドと大事なバンドが同じ空間で音楽をしていることが不思議であり、幸せなことでした。準備にあたってくださった高校生、遠征を手伝ってくれた副顧問の先生にも感謝です。コンクールの中間発表は相当な荒削りではありますが、課題曲と自由曲ともに通しを実行。テスト明けボロボロの状態からの2週間でよく頑張りました。ここからの2週間で次はホール練習に臨みます。

N響大河ドラマ&名曲コンサート上田特別公演 がYoutubeで鑑賞できます。

2ヶ月ほど前にこんな記事を書きました。

kmd-windorchestra.hatenablog.com

 その2か月後にYoutubeで素晴らしい動画に出会うとは思ってもなかったです。N響広上淳一氏の最強タッグです。マエストロから紡ぎだされる音楽。指揮者のカリスマ性とは、こういったものを言います。引き込まれる演奏です。

 

サントミューゼ開館10周年記念事業

N響大河ドラマ&名曲コンサート上田特別公演

[第1部 大河ドラマ編]

2025年3月8日(土)

サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール  

指揮:広上淳一   吉俣 良/篤姫  


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ジョン・グラム/麒麟がくる


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西村友先生が中学生をレッスン

 こんな動画がYoutubeにアップロードされていました。

 

部員15人の小さな吹奏楽部。

大会を前にプロ指揮者が生徒たちに伝えた熱いメッセージ


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 西村先生が松尾市立美保関中学校吹奏楽部をご指導されたときの模様です。素敵なレッスンだと思いました。プロの指揮者・作曲家としてご活躍されている西村先生が、普通の中学生を指導されている貴重な映像資料です。松尾市立美保関中学校吹奏楽部は、島根県大会の小編成の部門で連続で金賞を取られている学校です。

 

「出来ないことは恥じることじゃない。だけどやらないことは罪だ。」

「やらないことは恥じるべきだ。」

 

 この言葉は音楽をやる人間にとっては本当に大事な考えが詰まっています。少しズレるところがありますが、私自身も吹奏楽部員に毎年のように「できないことは責めない。でもできるのにやらないのは責めます」と話しています。自分の可能性に自分で蓋をしてしまうことがないように指導していきたいものです。

 

「金賞・銀賞なんてどうでもいい」

「できたか、できなかったかよりもやったか、やらなかったか」

 

 本校吹奏楽部の3年生にも「全力でやりきりたい」と想いを話してくれた生徒がいました。コンクールシーズンによく出てくる言葉だと思います。「やりきる」のは誰かというと自分自身なのです。「先生に言われたから、先輩に言われたから」ではなく「自分がどうしたいか」という主体性が大事なのです。そういった姿勢で音楽に取り組むことで感動が生まれます。こういったことを中学生に伝えるのは難しいのですが、私自身も「難しいからやらない」のではなく「難しいけれど、全力で伝えてみた」といえる合奏指導をしていきたいと思いました。コンクールが日に日に近づいています。魂と魂の音楽をしたい。

リアレンジ

大急ぎでアレンジしている作品があります。「綾瀬市民の歌」です。

綾瀬市民の皆様は知っていますか?歌えますか?

綾瀬市民の歌・綾瀬行進曲/綾瀬市

こちらから音源を聴くことができます。

city.ayase.kanagawa.jp/material/files/group/2/aya_song.mp3

 

 市制40周年の折に小編成吹奏楽版の公式アレンジしたのは私です(笑)

 色々あって大編成版にリアレンジしています。単純に「パートを追加すればいいや」と思っていたのですが、改めて原曲を聴くと色々と思うところがあって作り直しています。メンバーの皆さん、時間がかかってすみません…。睡魔と闘いながら、パソコンをポチポチ操作して編曲作業しています。

 

 さらに明日からは三者面談はじまります。昨年度までの進路を中心とした面談とはひと味違います。なぜなら、1年生の学級担任ということでまだ保護者とゆっくりお話したことがない家庭が多いからです。昨年度のクラスは、以前も担任した生徒も多かったし、なんといっても吹奏楽部員率が多すぎたクラスでした(笑)。あとは、私のことを学年代表として3年間、信頼してくださっていた保護者もたくさんいらっしゃいました。そういう意味では、保護者とも仲良しだったように思います。中学校教員になったころから「共育」(学校と家庭が手を携えて共に子どもを育てていく考え方)が私の軸の1つです。信頼関係を築いていけるように頑張っていきます。保護者の皆様は、子育ての先輩方です。こちらは教育のプロとしての誇りを持ちながらも、人生の先輩方へのリスペクトを持って明日からの三者面談に臨みたいと思います。

 

 ということで本業も音楽活動も頑張ります。

 

翼をください〜バンドと合唱のための〜

翼をください〜バンドと合唱のための〜  

作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 編曲:宮川彬良

セッション収録 航空中央音楽隊 大ホール  

指揮:2等空尉 原田 悠生

独唱:空士長 清水 万理子

演奏:航空自衛隊航空中央音楽隊  

 


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 私の母校の中学校吹奏楽部が定期演奏会のアンコールで最後に演奏していた曲です。3年生が一人ずつソロを演奏し、合唱も加えて演奏していました。だから、冒頭の教会音楽風な旋律を聴くだけで目頭が熱くなります。私自身もこの曲で次のステージへ「飛んでいった」わけです。先日もちょっとブログで触れましたが、私は大学1年生から4年間、母校の中学校で吹奏楽指導に携わっていました。当然、アンコールは「翼をください」でした。そのまま縁あって母校中学校に中学校教員として働き始めました。6年間いましたから、指導者としては10年間もこの曲をやりました。自分の現役当時も含めると吹奏楽人生の中の13年間も大事に演奏してきた曲になるわけです。そんな「翼をください」が航空自衛隊航空中央音楽隊 の素晴らしい演奏と自衛隊らしい動画編集で登場したのは嬉しいことです。合唱ではなく、独唱なのも自衛隊らしいところです。

 あの頃は、がむしゃらに吹奏楽に取り組んでいました。今は色んななプレッシャーや仕事としての一面がちらついてしまっています。それらに対処すべき知識や経験もある程度はつけてきました。だからこそ吹奏楽の楽しみ方が少し変わってしまったかもしれません。立場が変わったから当然なのですけどね。でも、昔のように難しいことを考えずに自分の想いのままに音楽の世界に飛び込みたくなってきました。そんなことを思い出させてくれた動画でした。

 色んな巡り合わせというものには、すべて意味があると思っています。人の出会い、場所の出会い、仕事の出会いなどなど。音楽の出会いもそうです。演奏会で聴く曲、演奏する人、動画サイトでたまたま聴いた曲にも意味があるはずなのです。だから、この動画に出会えたのも自分自身のライフワークや音楽に取り組む姿勢への1つの啓示のように感じています。

馴染みのお店にお別れ

 10年以上、お世話になっていた中華料理屋さんが急遽、7月中旬で閉店することになりました。市内吹奏楽の顧問の憩いの場となっており、合同練習やイベントなどがあると、そこでご飯をよく食べていました。合同バンドで演奏する「次のネタ」を語り合って私が曲を書くというのが数年前までの習わしでした。拙作の「テトリズム」シリーズは、このお店なしには生まれませんでした。今でも顧問のグループLINEは、毎年「テトリズム」の名前が入ってます。

 昨日の夜は、教職の先輩で音楽仲間でもある先生からお誘いをいただきお店に行きました。せっかくなのでお忙しいところを重々承知はしていましたが、お隣の音楽仲間にもお声掛けをし、送別の花束を持ってお店に向かいました。なりゆきというものは恐ろしいもので途中から、なんと吹奏楽の恩師様まで登場。全然予想もしていなかった4人で食事になるとは…。

 とはいえ、ずっと使ってきた馴染みのあるお店が閉店してしまうことは寂しいものです。今までありがとうございました。


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伝えたいことがいっぱい

 今日は吹奏楽部の通常練習。まとまった時間、合奏指導に費やせるのはコンクールに向けて大事なことです。練習の進捗状況としては芳しくないところがありますが、期末テストが終わってから高い意識を持って練習に励んでいる生徒もいます。最後の通しもボロはたくさん出てしまいますが、先週とはサウンドが変化してきています。

 本当はもっと生徒に練習をさせてあげたいし、もっと色んなことを教えてあげたいところです。さらには、楽器の技術だけでなく、人としての成長としても色んな体験をさせてあげたいし、色々な思い出作りの場も作りたいです。ガイドラインの範囲内でしか活動ができずないのにもかかわらず、本務が忙しすぎると貴重な練習時間でさえ顔を出せなくなってしまいます。時代に逆行した「部活動人間」のように思われてしまうかもしれないけれど、吹奏楽部員には音楽活動を通して良い想いを味わってもらいたいです。そのためにできることを全力でやっていきたいと考えています。

 

 

 日本が世界に誇る最高峰のサックスカルテットである「Trouvère Quartet」。今年の「シモクラドリームコンサート」の様子がYoutube鑑賞できます。サックス奏者もちろんのこと、こういった世界に誇る管楽器の演奏を中高生にぜひ聴いてもらいたいです。耳が幸せになれます。

シモクラドリームコンサート|楽器なら何でも揃うお茶の水下倉楽器


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