kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

楽器の値段が高い・・・

セントラル楽器 春の管楽器フェア🌸  2024/4/27(土)~7/21(日)

FRESH FAIR 2024 | スタッフブログ | 横浜の管楽器・木管楽器・金管楽器・楽器修理はセントラル楽器 (central-gakki.jp)

2024年 春の管楽器フェア FRESH FAIR開催のご案内 (central-gakki.jp)

 

こちらのリンクから詳細が確認できます。

裑表紎 (central-gakki.jp)

 

楽器の値段がどんどん上がっていく・・・

 

私の(古い)感覚だと・・・

バックのトランペットは、20万円台後半

クランポンのB♭クラは、35万円くらい

だったのに・・・

 

そして大好きなYAS-875EXが60万ほどになっている・・・

CDの予約は済んでいますか?

もうまもなく発売です。いかにAmazonからの引用を掲載します。

 

2024年度の吹奏楽課題曲をライヴ収録!

【収録内容】

2024 年度全日本吹奏楽コンクール課題曲(全4曲)
Ⅰ. 行進曲「勇気の旗を掲げて」/渡口公康 (第33回朝日作曲賞受賞作品)
Ⅱ. 風がきらめくとき/近藤礼隆
Ⅲ. メルヘン/酒井格 (2024年度全日本吹奏楽連盟委嘱作品)
Ⅳ. フロンティア・スピリット/伊藤宏武

大井剛史指揮 東京佼成ウインドオーケストラ

録音:2024年2月29日 府中の森芸術劇場 どりーむホール ライヴ録音

吹奏楽現役の学生や多くの吹奏楽ファンが全国から駆け付ける、1夜限りの「2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲コンサート」のライヴ録音!
正指揮者・大井剛史の熱いタクトによってプロの吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」が表現した楽曲たちは、会場に駆けつけた多くの聴衆を毎年魅了しています。
昨年に続き、各作曲家のコメント、解説をブックレットに掲載予定。

Amazon | 佼成ウインドLIVE ~2024年度全日本吹奏楽コンクール課題曲 | 東京佼成ウインドオーケストラ | 学校行事・教材 | ミュージック

 

佼成ウインドとは、別の話題ですが「ぶらあぼブラス!」に京都橘高校が登場。


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さらにおまけも掲載しておきます。


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推し活

 今日は、こちらのコンサートに行ってきました。月1のコンサート鑑賞という自分自身に課したノルマでもあります。ジャズ・ポピュラーという大好きな世界に触れてきました。

 

2024若きアーティストたちの響演 ジャズ・ポピュラーライブ

昭和音楽大学同伶会とともに~

4月14日(日)開演14:00(開場13:30)

 若き才能がホトバシル、最強セッション!

 昭和音楽大学昭和音楽大学短期大学部のジャズコース/ポピュラー音楽コースの卒業生による、昭和音楽大学同伶会(同窓会組織)主催のジャズ・ポピュラーライブ。

flyer.pdf (artericca-shinyuri.com)

 

 メインを張るお二人様は私と同世代。同世代のミュージシャンの活躍を目にすると刺激を受けますね。今日のお目当ては、ホーンセクションのサポートメンバーである渡邉瑠菜さん(Sax)です。以前からその大活躍は知っていましたし、各種SNSYoutube、メディア出演などでも拝見(拝聴)していました。

渡邉瑠菜/Luna Watanabe(@Luna_Lupo1128)さん / X (twitter.com)

渡邉 瑠菜 / Luna Watanabe(@lunawatanabe28) • Instagram写真と動画

ホーム | LUNA WATANABE (runacoco1128.wixsite.com)

 

 今日はメインではなくホーンセクションとしての登場でしたが、存在感はピカイチでアドリブソロもキレッキレでした。音だけでも魅了されるわけですが、演奏していないときの仕草やライブ告知の雰囲気も可愛いわけです。ファンが多数いるのも頷けます。ご本人様の音も素晴らしいことは言うまでもないのですが、師匠である本田氏のプレイスタイルを吸収している様子もうかがえます(私の語彙力では、上手く表現できないのですが・・・)。彼女のすごいところは、ほかの先生の授業も受けてみたいということで、3年生からは別の先生にも習っています(渡邉瑠菜インタビュー│フュージョンは腹筋に圧をかけて息をコントロール|サックスオンライン (alsoj.net)のインタビューに記載あり)。すでに輝かしい経歴をお持ちですが、視野を広く持つということも大事にされています。まだまだお若いのに本当にすごいと思います。私のひと回りくらい年下ですが、尊敬申し上げます。そんなすごい方の演奏を生で聴くことができてよかったですし、YAS875EXS(特別仕様)も拝見できました。きっと「推し活」の第一歩なんだと思います。先月は本田雅人様、今月は渡邉瑠菜様のサックスが聴けて耳が幸せです。

 そんなルナさんですが、6月にリーダーライブを開催されます。今後、ますますの活躍に期待ですね。

渡邉瑠菜リーダーライブ

▶︎Luna’s Special Party Night◀

2024.06.16(SUN) BLUES ALLEY JAPAN

給特法の素案について

教員給与上乗せ 10%以上に引き上げの案盛り込みへ 中教審部会 | NHK | 文部科学省

 上乗せ分を「4%」から「10%以上」という半世紀ぶりの引き上げは検討されています。教員の働き方改革、処遇改善を目指すものです。ブラックなイメージで教員の成り手が不足している現状。そのほかにも担任などの手当ての加算、教育業務支援員、支援スタッフの増員なども盛り込まれているそうです。約半世紀の間、改革されてこなかった部分が見直されたのは大きいなことだと思います。まだ、改革の全容や詳細を私自身が理解しているわけではないですが、現段階の私見を述べておきます。

 

 労働者としてお給料が上がることは嬉しいですが、残念ながら給料が上がったり多少支援スタッフが増えたところで「働き方改革」にはなりません。現職の教員からするとこの50年で膨れ上がった仕事そのものを見直すことが「働き方改革」です。多くなった仕事を分担するのではなく、学校が担うべき仕事を精選していくことが本当の「働き方改革」です。

 ベビーブーム世代が学校に通って生徒数が多かった時代や校内暴力が溢れていた時代ですら教員はたくさんいました。その後、教育現場に対するニーズが「ビルド&ビルド」で膨らんでいって先生たちが疲弊していきました。パソコンの登場で事務仕事が増えて、SNSの登場でトラブルが増えました。

 公立学校の給料そのものはインターネットで調べれば出てきますが、決して低いものではありません。仕事量に対して…という視点で見れば低いですが、そう遅くない時間で退勤できるような仕事体制をつくれば現行の給料でも十分だと思います。各先生方のご家庭事情は分かりませんが、低賃金で苦しんでいるというより仕事量で苦しんでいるように思います。

 

給料の増額より仕事量を減らしてくれ

 

 仕事量の見直しが進まないまま、給料を上げると「給料が上がってたくさんもらってるんだから働いて当然だ。学校はなんでもしてくれる」という世間の視線が多くなりそうで危惧しています。スタッフの増員や給料の増額をしたから教員志望者が増えるようにも思えません。待遇改善は喜ばしいことですが、もとにある問題の解決とは言えないのではないでしょうか。文科省教育委員会は、「先生方、●●という仕事はしなくていいですよ。その分、子どもと接してください」というメッセージを出してくれないでしょうか。そうすれば、子どもは成長しますから。部活動もそうです。時間をかけて指導した分は、本校吹奏楽部がそうであるように変容します。「働き方改革=部活動の地域移行」で何が起こるか…子どもと接する時間が減るのです。「働き方改革」という言葉を教職の世界で使うなら、世間からは見えにくい事務仕事、広がりすぎたニーズにフォーカスを当ててほしい。時代の変化があるのは承知の上ですが、偉い方は50年前にはなかった仕事を挙げてみてほしい。もし、どうしても時代とともに増えた仕事があるのならば、学校現場で増員ではなく別の仕事として行政なり新しい場所なりでやっていただきたい。スタッフの増員が行き過ぎると本務の先生はその非常勤の勤務形態に合わせて打ち合わせをしたり指示を出すだけでもいっぱいいっぱいです。

選抜された高校生の名演

 仕事で自分自身に甘いところあったり、何故か背中が1日中痛かったり、今日はあまり良くない日でした。何か良いこと起きないかなーと期待して生きていきます。

 自分の性格なのでしょうがないのですが、余計なプライドがあって「良く見られたい」とか「恥ずかしい思いをしたくない」という思いが人一倍強くあります。劣等感に対する異常な回避反応と言いましょうか・・・。だからこそミスを指摘されたり注意されたりすると悔しくてたまらなくなってしまいます。自身へのプレッシャーは身体に毒なので自分の直したい部分でもあります。

 さて、数日前に公開された「全国高校選抜吹奏楽」の課題曲が話題を呼んでいます。編集も含めて素晴らしいクオリティとなっています。

撮影業者はこちらでした。

メルマサレコーズ | 演奏会・発表会・学校行事などのライブ配信、音声・映像収録、DVD・Blu-ray製作 (mermasa-records.com)

4月になったから自由曲の練習を進めていたので最近は「メルヘン」をやっていませんでした。明日は「メルヘン」をやろうと思います。

youtu.be

貴重なリハーサルのライブ配信

 この前の日曜日に行われた大阪で開催された「吹奏楽フェスティバル2024 with 東海大学付属大阪仰星高等学校&本田雅人サクソフォン奏者)」ですが、なんと本田雅人さんがYoutubeでリハーサルの模様をライブ配信していました。

 【イベント】300人による中高生のための大合奏吹奏楽フェスティバル2024 開催のご案内 | 三木楽器 (miki.co.jp)

【日程】2024年4月7日(日)

【場所】服部緑地野外音楽堂


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 楽屋でのトークやリードの付け替えなどリハーサルならではの貴重な模様を2時間越えのライブ配信してくださり、アーカイブも残っています。私はリアルタイムで一部分を車で移動中に鑑賞。今は空き時間にチビチビ観ています。スマホ一台で撮影している感じが味があってよいですね。電波状況がよろしくない時もありますが、それが臨場感を生み出しています。スマホ越しでもわかるハイパープレイヤーの技量・・・。ブラボー。

 ファンからしたらどこも見どころですが、吹奏楽界隈の人は特に以下の3つは必見だと思われます。

1:06:30 あたりからの「宝島」

やっぱりサビの部分もアドリブはあるべき。全国各地のバンドも参考にしてほしい。

1:26:34 あたりからの「オーメンズ・オブ・ラヴ」

壮大なイントロからアドリブ炸裂。そして木管の旋律はあえての楽譜順守(笑)

1:33:24 あたりからの「TRUTH」

チャットでも流れていますが、吹奏楽版でなおかつアルトサックス版は貴重な映像。

土曜日の午後、お手伝いできます🎶

 ようやく春本番の陽気です。例年に比べると遅咲きの桜も見ごろを迎えているのでお花見をしている人も多いのかもしれませんね。昨日、ブログでも触れましたが「部活動のガイドライン」が私の勤務校でもこの4月から変更になりました。これまでもガイドラインはありましたが、地域移行に向けて活動時間そのものが短縮される形に進みました。

 私が音楽監督を務める中学校吹奏楽部の練習は、土曜日の3時間程度となります。従って土曜日の午後、日曜日については時間がとれる日が増えました。特に土曜日の午後は予定が空きやすくなっています。そこで以下のような「お手伝い」ができます。兼職兼業をするわけではないので、ひとまず今年度と来年度の2年間は「ボランティア」の扱い、すなわち「無償」です。

(例)

管楽器個人レッスン(基礎・曲)

パートレッスン(基礎・曲)

合奏指導(基礎・曲)

ポップス楽曲指導

コンサート等のゲスト指揮

コンサート等のTuba賛助出演

楽曲提供(作編曲)

 

 すでにご依頼を頂いているケースもありますが、別団体の要職についているわけではないので柔軟に対応できるかと思います。自分の時間ができたぶん、創作活動に専念してもよいのですが、スクールバンドに関わる時間が減ってしまうのも教職の身としては寂しいのでお誘いいただければ伺いたいと思います。スクールバンドを優先しますが、社会人バンド、サークルの方も必要とあればお手伝いしたいと思っています。

 

 人数が減ってしまって数人で細々と活動しているような高校の吹奏楽部が地区内だけでも多数あります。県内で見たらものすごい数になるのではないでしょうか…。できることならそういう高校の吹奏楽部を土曜日の午後に見て、少しずつ盛り上げていくような普及活動をしてみたいとも思っています。すでに活動が盛んなところには素晴らしい指導者がついていて運営も軌道にのっています。ただ、その一方で二極化が進み、(人事異動の関係などで)そういうサイクルがうまく機能していないバンドの数が増えたようにも感じます。上手いかどうか、ではなく楽しく吹奏楽をやっている高校が増えないと、高校で吹奏楽を続けたい中学生の受け皿がなくなってしまいます。吹奏楽を続けたくても続けられないのは残念なことですからね。

例のガイドライン

 昨日は着任式、始業式、入学式、顧問紹介と生徒にとっても先生方にとっても怒涛の1日でした。私は4回目となる3年1組の担任です。こんなに自分のクラスに吹奏楽部が多いのは初めてです。吹奏楽部としては約5年ぶりに入学式で演奏しました。体育館2階のギャラリーから35人での演奏。今回は入場に今年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅰの「行進曲 勇気の旗を掲げて」、退場に「校歌」を演奏しました。卒業式とは違って元気な2曲です。予行練習はないものの生徒指揮が開始、終了のタイミングを見事に合わせていました。

 今日は学校での休日練習。本市でも4月1日から部活動のガイドラインを徹底することとなり休日の練習は3時間程度となりました。お弁当を持ち寄ってDVDを観ながら食べるということは原則なくなります。年間を通して活動時間が平日も含めて減りますからできることが限られてしまいます。部員の多くは「もっと活動したい」と思っている様子…。果たしてこのガイドラインは、子どもの想いを汲んでいるのだろうか。教員の「働き方改革」は急務なのは承知ですが、子どもたちが今までできていたことを我慢しないといけないのはちょっと違う気がする今日この頃でもあります。年間を通して取り上げる曲数やプログラム構成、企画もスケールダウンしないといけないのかもしれません。

 時間は減ったけれど最初からやるべきことを切り捨てるような部活動運営はしたくありません。最初から子どもたちの成長の可能性を摘んではいけない、見限ってはいけないと考えています。引き続き主顧問に就任したので、その話を部員にもしました。吹奏楽指導者として約15年、続けてきた「当たり前」を見直す必要があります。でも15年間で自分自身もスキルアップした部分はあります。15年前と今では大違いです。今まで積み上げてきたものをフル稼働させて残り数年の吹奏楽指導にあたりたいと思います。

 そして、今日から遂にこの曲のアレンジを始めます。作曲者に最大の敬意を払いながら作業に入ります。吹奏楽ではお馴染みすぎる「宝島」です。真島先生がアレンジしたことで吹奏楽界でも大ヒット。まさに吹奏楽の金字塔ともいえる作品です。私自身、原曲・アレンジともに大好きな作品で、吹奏楽版は数えきれないくらい演奏しました。ポピュラーステージ吹奏楽コンクール全国大会でもこだわりぬいて演奏した大事な曲です。あまりにも偉大過ぎる原曲・吹奏楽アレンジなので敬遠してきた部分も正直ありましたが、和泉作品に真正面から向き合いたいと思い、本校吹奏楽部に合わせたアレンジに取り掛かろうと思います。冒頭はピアノソロから・・・の予定。ウィンドシンセも使いたい・・・。まさに吹奏楽の枠を飛び越えたフュージョン


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入学式イブ

 たった数日会っていなかっただけなのに年度を跨ぐと何だか長い間、吹奏楽部に会っていなかったような気分になります。たった2時間でしたが、入学式の演奏準備で吹奏楽部と関われる時間をとることができました。入学式で吹奏楽部が演奏するのは私が着任した5年前に一度やったのみでした。いろいろな課題があって吹奏楽部が入学式で演奏することがずっとできなかったのですが、3月の卒業式に続いて演奏することができます。こうやって学校の大事な儀式的行事に吹奏楽の演奏でお役に立てるのはうれしいことです。それだけ5年間かけて吹奏楽部が校内で認められてきたということでもあります。

 3月あたりから書いていたアレンジが1つ仕上がりました。9月のアンサンブル公演用のアレンジです。今回は中学生向けではないので難易度も少しだけいつもより高めになっています。大好きな和泉作品の「OMENS OF LOVE」です。メンバーに早速スコアデータを送りました。今回は原曲を意識しながら吹奏楽版(真島アレンジ)やB.B.STATION、また和泉さんのピアノソロなどを参考にしました。Tubaパートは私が演奏する予定です。メロディーはないけれど、ドラムスが一緒に仕事を続けてきた先生なので同じリズムセクションとして楽しみで仕方ない。楽譜は書いたものの多分、アドリブ全開というか互いの即興性で演奏するスタイルになると思います。パートの作成作業に入っていきます。これが形になったら次の作品へ・・・。

新年度ですが現場は疲弊?

  全国各地どこもそうだと思いますが、神奈川県も例外ではありません。教員が不足しています。日本という国が教育にお金をかけてこなかった影響が出ています。さらには世間の教員へ対するニーズが歪んだまま膨張していったことも問題です。

「学校は疲弊」教員不足に歯止めかからず…最多422人 若手PTが教員の増員など求める(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース

 ここ数年、特に教職の現場を離れていってしまう人たちを目の当たりにしてきています。子どもが好きで教職に憧れをもって教員免許を取得したはずなのに…。懐古厨ではありませんが、今の時代は少々、変な方向に進んでしまっているような気がします。

 

長時間労働問題の本質からずれた是正の動き・・・

 

 確かに多忙で残業代が出ない「定額働かせ放題」の現状はあります。しかし、部活動の地域移行が長時間労働の改善だと妄信している有識者が多いのが驚きです。部活動を切り離して多忙感が減るかというとそうではないからです。私の見てきた現場でいえば各種報告書の作成、起案、提出に苦慮している先生が多いように思います。それに時間を吸われて教材研究や子どもと接する時間が減ってしまっています。さらに精神的な負担が大きいのはどうしても人と人のやりとりです。どこの業界でもそうですが、理不尽な要求がまかり通る。経験の浅い先生にとってはつらいことと思います。これだと大学生は教員を目指さないよね…。

 

 部活動のガイドラインが全国各地で強化されます。SNS上でも話題にあがっています。働き方改革だそうですが、子どもが被害を受けていないでしょうか。子どもの居場所を奪ってはいないでしょうか。本当の解決は切り取ってスリムアップを目指すことではありません。

 部活動に関わりたい先生は指導をする、指導をしたくない人はしないという選択ができればよいのです。分業すればいいだけの話なんです。クラスや特別活動だけでは見られない子どもたちの成長を私は見てきています。部活動は学校にそもそも要らないという考えも理屈は理解できますが、子どもたちの成長を見ると意義は大きいと私は考えます。人を増やして、より専門分化していけばいいのです。それだけ人件費を増やせばいいのです。冬のJBA吹奏楽ゼミナールでは学校現場の人だけでなく一般企業の方も参加されていて少しお話をしました。人事担当をしているそうですが、頭が良いとかよりも部活動をしっかり続けたかどうかを見ることがあるそうです。特に吹奏楽部のような集団社会で揉まれている人は適応力が高いとおっしゃっていました。「だから、そういう子を育てる顧問の先生は尊敬しています」と人事担当者の方は私に話してくれました。

 教育にお金をかけることは未来への投資なのです。未来に向けてお金をかけられないということは未来が暗いということ。現行の政権や既存の政党では無理だとあきらめていますが・・・。