kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

音大

GOGO吹奏楽 先生は黙ってて! ”祝” 1周年記念!!

今回は特別企画として、武蔵野音楽大学に潜入!!

音大生へのインタビューや授業の様子など…youtu.be

 

 1周年となった「GOGO吹奏楽」ですが、今回は武蔵野音大を巡る特集になっています。本格的に音楽の道を進む人が学ぶ場が音楽大学です。オープンキャンパスやパンフレットなどを除いてこうやって音大の様子を知ることができるのは貴重な機会となります。そういえば私の指揮の師匠も武蔵野音大の出身者の1人だったような記憶があります。モーツァルテウム音大にその後行ってますから、あまり武蔵野のイメージがありませんが…。プロフィール (music-tel.com)

 私は音楽大学への進学はしませんでした。ほんの一瞬だけ(本当に数分だけ…進学するなら国立か洗足かなぁー程度…)考えたこともありますが、中学校教師になる夢があったので文系の一般大学に進みました。もちろん音大でも教職をとることができますが、音楽の先生になるというイメージが全くつかなかったのです。ピアノも下手くそだし、練習する気すらなかったので…。

 この選択は正しかったと思っています。中学校教師にもなれたし、吹奏楽部顧問として指揮活動もできるし、作編曲者としても自分のペースで活動ができているし、音楽の先生の話にもついていける楽典の知識もあるし・・・。そういう意味では問題はありません。

 しかしながら音大に通っていたならば、そこでの仲間との出会いや先生との出会いが人生を大きく変えることになったと思います。また、恵まれた環境で刺激を受けて生活していたら今とは異なる高度な音楽性も身につけていたのかもしれません。かつて自分が思い描いていた自分とは、かけ離れる自分といえるでしょう。

 だから、文学部(日本文学専攻)なんていう学部に進んだのでしょう。大学進学に関しての進路選択は、もんすごくざっくりしていたので、今の教員としての立場では大きな声で言えたものではありません。「国語の教職免許がとれればどこでもいい」「小田急線1本で行けるところがいい」といういい加減な理由です。当時は公募推薦で受けたので小論文と面接を受けただけです。指定校推薦組のように高い評定平均も求められないし、公募推薦の倍率も1.2倍くらいだったので誰でも入れるような緩い大学進学だったと思います。入ってからそこでどう勉強するのかにかかっているというスタンスなので偏差値などはどうでもよかったのです。たしか私が通っていた当時の偏差値は、49だったと記憶しています。偏差値63~65の高校から49の大学に進学って、世間一般の方からするとあり得ないことなのかもしれません。参考にしないようにしてください。(一応、言っておくとそれでも教員採用試験は、ストレートでの1発合格(現役合格)ですから問題なし。偏差値60超えの某有名私立大学の国文科は現役合格がいなかったとか…)

 結局は、自分がどうなりたいというビジョンがあるかどうか。そして、置かれた環境に不満をいうのではなく、そのビジョンに向けて最善を尽くす努力ができるかにかかっているんだと思います。

 今まで音大進学を教え子に勧めたことはありません。それでも溢れる才能と好奇心をもとに進学していった人もたくさんいます。音大に進むことを考える方には、将来ビジョンを強く持ってもらい、最善を尽くすことをに頑張ってもらいたいと思います。