kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

春のブラスフェスティバル2022

 14日、15日と続けて横浜市にある「こどもの国」で「春のブラスフェスティバル2022」が開催されています。本校吹奏楽部は、14日に出演しました。荒天が予想されていましたが、傘を使ったのは朝の集合時だけ。現地について楽器の準備をするときは、曇っていて暑くもなく良かったです。

 4月23日の「青空コンサート」、25日の「校外活動」、そして今回の「春のブラスフェスティバル」といずれも天気が心配される中でしたが、結果的にすべて問題なし。「晴れ男」を名乗っても問題なさそうなくらいです。

 

 駐車場から楽器をおろして、リヤカーに積んで運ぶのが「こどもの国」のスタイルです。楽器置き場兼音出しの会場は「プール大屋根下」でした。ここでは出演団体が譲り合ってスペースを確保してウォーミングアップをします。共通の音出し会場は、ステージとは異なり他団体の最終チェックを間近で見ることができる場所でもあります。ちょうど横にいたのが、この日唯一の高校生の団体だったため勉強にもなりました。

 中学生と高校生のサウンドってやっぱり違うんですよね。高校生は先生の指導や強いリーダーシップがなくてもすべて自分たちで進めていました。生徒の主体的な取り組みには本来あるべきバンドの姿を感じました。潜在能力のあるバンドだったのでポップス奏法やアクセントの付け方を工夫すればさらにすごいバンドになると感じました。(ここのバンドではないけれど、6月はコンクールに向けて高校生バンドの指導の依頼も来ているので、そちらでも頑張っていきたいと思います。)

 本番のステージは「平成記念館屋根下」でした。お風呂場のような音響。大音量での演奏や打楽器を力任せにしてしまうとかえって下手に聴こえてしまう…そんな気がしました。本校吹奏楽部は、数名の卒業生(AWSの取り組み)も加えて以下の5曲を演奏しました。

 

ハイホー

糸(フリューゲルホルンソロ フューチャー)

学園天国

オーラリー

ルパン三世のテーマ

 

 学園天国では、1年生も鍵盤ハーモニカで演奏に加わってデビューを果たしました。オーラリーでは、ハンドベルに持ち替えて演奏に加わりました。担当楽器が決まってまだ1週間なので今回は工夫を凝らして鍵盤ハーモニカとハンドベルにしました。今の時期に1年生が初ステージを経験できることは、きっと今後に向けての財産になるでしょう。入学して1ケ月で電車に乗って横浜まで遠征に行くだけでもすごい経験です。他の参加校も1年生が参加しているところもありました。踊りで加わったりリコーダーで加わったり、うちと同じような作戦でした。

 団体受付では「はるばる遠いところからお疲れ様です。」の言葉をいただきました。9割が横浜市内の学校ですから、綾瀬市なんていうところからは・・・。あと、「先生の名前をどこかで見たことがあるのですが・・・。」少しは、吹奏楽界でも名前が売れてきたかな(笑)。補助役員は東海大相模の生徒さん。ステージ設営や会場を盛り上げてくれました。役員、補助役員の皆さんありがとうございました。

 

 今回、特に印象に残った団体は、十日市場中学校でした。横浜の中でも活発に活動してる素晴らしいバンドです。1曲目は「ジェネシス」。本校吹奏楽部が、楽器置き場で片づけているときに横で音だしをしていました。楽器を片付けたあとは客席で鑑賞。上手なバンドの演奏を生で聴けるのも部員にとっては良い経験です。学校で練習しているだけじゃ味わえない。

 演奏後は、こどもの国名物のソフトクリームを楽しみにしていましたが、未明に発生した停電の影響で牛乳がダメになってしまい販売中止に・・・。これは、また来年以降食べに来いということでしょうね。自動販売機のジュースで乾杯して遊んでから帰りました。帰りがけには素敵なメッセージが(^^♪

 

春のブラスフェスティバル2022