緊急事態宣言下ではありますが、本市の中学校文化連盟主催の総合文化祭が開催されました。展示部門、ステージ部門に分かれて文化部が日頃の活動の成果を発表します。この総合文化祭が唯一の発表の場であるという文化部のあるので、このような情勢下ではありますが感染対策を講じた上で実施する運びとなりました。関係各位には感謝申し上げます。
本校吹奏楽部も出演し、2曲を披露しました。さらに3年生は合同バンド「綾瀬市中中学校吹奏楽団」としても2曲披露しました。いつもなら合同の指揮もしますが、今回はTubaで参加しました。お客さんを前にステージに立てることは幸せなことです。1年生も含めて全部員で出演できたこともよかったです。これで1年生も全員、正式なデビューを果たしたことにもなります。
以下のものが、本校吹奏楽部のプログラムページ。生徒の個人名等が載っていないので、記録も兼ねて掲載したいと思います。手前味噌ですが背景のイラストは、中学2年生の姪っ子が描いてくれました(正確には、夏と音符をテーマに描かせました)。
部活動を長い間、自主的に制限をかけて休みにしていました。本番の2日前から練習再開だったので準備不足は否めませんが、生徒たちは短い時間の中でよく頑張りました。今日、1日色々なことを経験したことでさらに成長したことと思います。
本番のあとに客席で聴いてくださった方、数名とお話をすることができました。「見どころ満載のステージ」「ステージと客席の盛り上がりが1番だった」などたくさんの温かいお言葉をいただきました。人数差による音の厚みや技術では他のバンドに劣る部分があったと思いますが、ポップス系を得意とする自分のカラーを出せた本番になったと思います。うちのバンドも私個人もこちらが得意分野であることを再確認。
「宝島」をカットバージョンで2曲目に演奏したのですが、曲の持つ力はすごいと実感しました。一般のお客さんにとっては知らない曲かもしれませんが、熱狂できるというか幸せになれるわけです。1曲目に自分のアレンジ作品をやったのですが、音にしてみるとやっぱり差が出ます。おそるべし、真島先生の「宝島」のアレンジ力。
本校の演奏後、次の中学校が私のオリジナル作品である「The Ace of Diamonds」を演奏してくれていました。ステージバックヤードで自作曲を聴くというのは不思議な感覚です・・・。県内でもトップレベルの実力を持つバンドなので短い練習期間の中でも素晴らしい演奏をしてくれました。子どもたちの演奏は素晴らしいのですが、曲そのもののクオリティが「宝島」の直後だと・・・。おそるべし、和泉先生の「宝島」の創造力。とにもかくにも「宝島」って本当にすごい。もっとこうしたい、こうなってほしいという思いは指揮をしながら抱くわけですが、「宝島」を振っている瞬間は本当にハッピーでした。何度も過去に演奏してきたけれど、今日の演奏が1番好きですね。オリジナル作品でもアレンジ作品でもこういう作品をいつか書ける作編曲者になりたいですね。
おまけ・・・
ある中学校の先生が私のことを吹奏楽部ではない中学生に説明していました。
「あの先生はねぇ、作曲活動のかたわらで国語の教師をしている先生なんだょー」
なんという情報を流しているんだ・・・(笑)
一応、本業が国語の教師です。作編曲は趣味です。