kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

この時期といえば、あの名曲ですよね

 今日のアクセス数が桁違いに増えていますが、どこかのコミュニティでブログの存在でも広がったのでしょうか。吹奏楽ネタに偏っているので一般の方が読んでも面白くとも何ともない内容ですが・・・。

 先日、紹介した服部管楽器さんが季節に合わせてアップロードした動画があります。吹奏楽の名曲「たなばた」の中間部の抜粋です。

youtu.be

 酒井先生の「たなばた」といえば日本が世界に誇る吹奏楽オリジナル曲といえると思います。これを当時、高校生で作曲してしまうということが非凡さを表しています。吹奏楽ゼミナールの編曲講座で酒井先生からお話を伺う機会がありました。華麗なピアノ裁きも素晴らしかったです。

 「たなばた」に関して、ご本人が書いたプログラムノートを引用します。

1987年から88年にかけて書いた、私にとって初めての本格的な吹奏楽のための作品。当時、高校の吹奏楽部に所属していた私が親しんだ数多くの作品に影響を受けています。七夕は、天の川によって離ればなれにされてしまった若い男女、彦星と織姫が、年に一度7月7日の夜だけ逢う事を許されると言う伝説ですが、この作品の中間部ではその二人が再会する場面(Alto Saxophoneが織姫、Euphoniumが彦星)を描いています。私が生まれ育った枚方市は、七夕伝説との関わりが深く、星ヶ丘や星田、天の川、逢合橋(あいあいばし)や、かささぎ橋など、この伝説にちなんだ数多くの地名やスポットがあることも、この伝説を題材に作品を書いた事に大きく影響しているでしょう。

 きっと明日にかけて吹奏楽ファンの方々は「たなばた」を演奏したり聴いたりするのではないでしょうか。比べるとなると畏れ多いことですが、私も吹奏楽曲を書いたのは高校生の頃が初めてです。実際に音を出してもらえたのは、高3の最後の定期演奏会でした。3年生の卒業ソングを書きました。合唱パートもあって歌詞は同期が考えました。一応、人様にオリジナル曲を発表した最初になるのであれ(メモリー・ファンタジア)がデビュー作になりますね…懐かしい思い出です。

 

 今週末、縁あって高校と合同練習する予定になっています。どういう内容で練習していくのか詰めの調整が行われています。そこで「エルザの大聖堂への行列」を題材に取り上げることになりました。色んなアレンジを聴き比べるのも面白いですね。

youtu.be

youtu.be

youtu.be

 せっかくの機会なので高校生のお悩みを集めたところたくさんの声を寄せてくれました。土曜の合同練習でお答えできるだけお答えしたいと思いますし、質問箱のコーナーでも更新していこうと思います。