楽器初心者の1年生をどう育てるかという難題は、全国の吹奏楽指導者を悩ませているのではないでしょうか。管楽器で言えば、アンブシュアをしっかりと作ることですが、これが難しいわけです。同じ楽器を経験している先輩の存在が大きくなります。日本独自の「先輩から後輩へ」という伝承がキーとなってきます。本当ならば、財政的には人材的にも余裕があれば、先生に習いたいものですが・・・。4月の部活動関連の会議で恩師に会った時に「もうちょっと歳をとれば教え子が育ってくるよ」と言われました(笑)
さて、日本の吹奏楽界を第1線で牽引している佼成ウィンドの正指揮者の大井先生が「アルヴァマー序曲」について文章をまとめられていました。それがこちら。
Alvamar Overture|Takeshi Ooi|note
スコアの整合性やミスを見直すという根気のいる作業をやってのけたということで・・・こういう記事を読むとスコアをしっかりと読むという作業をさぼっている自分に気が付きます。細かく見るとスコアというものは発見の連続で練習の最中に気が付くこともあります。
こちらが大井先生の指揮による「アルヴァマー序曲」です。何かの動画で語っていましたが、なかなかこの曲を指揮する機会に恵まれなかったそうです。
吹奏楽部の顧問という存在は楽器を教える「トレーナー」としての側面と音楽の方向性を示していく「指揮者」としての側面の量が校求められます。これが車の両輪のようにしっかり回ることでバンドが素晴らしい演奏をするのです。難しい・・・。