kmd-windorchestra’s diary

吹奏楽指導者(JBA会員)、作編曲者、中学校教諭のブログ(吹奏楽指導、作編曲依頼はメールでご相談を)

人の流れ止まらず…

 私は3日連続で家から一歩も出ていませんが、世間では人流がなかなか止まりません。テレビで京都の嵐山付近や奈良公園の様子が放映されていました。私が12月下旬に修学旅行の下見で行った時に比べても人の数が増えているように見えます。京都駅周辺では昨年の1回目の緊急事態宣言下に比べて200パーセントを超える人の流れがあるとのことです。ゴールデンウィークで外に出て楽しみたいという気持ちも理解できますが、ストレス発散のための遊びや路上での飲食は避けるべきと考えます。家から出て気分転換をするのは大切なことですが、わざわざ行楽地に出かける必要があるか考え直していただきたいものです。

 大人の無責任な行動で子どもたちのかけがえのない時間が潰されてしまいます。本校吹奏楽部では、合奏練習など4月に行うことができ、青空コンサートという本番も経験することができました。しかしながら、この4月に合奏が一度もできない吹奏楽部があるという話も伺っています。

 また、一部報道では部活動の感染リスクを取り上げ、それを理由に停止を呼びかけるようなものも以前見受けられました。部活動の特色にもよると思いますが、現職の教員として言わせてもらうと、よっぽど普段の休み時間・昼休み・公共交通機関を利用した登下校のほうが高いリスクを伴っています。授業を停止させることは教育の遅れに直結するから部活動を先に停止させるという理由は理解できますが、部活動も子どもたちの成長に欠かせない教育であることは間違いありません。

 学習指導要領の教育課程に位置づけられているかではなく、本質的に子ども教育に大切であるかどうかという視点で考えたとき、部活動は不要不急のものではないと考えます。