A.リード作曲の「エルカミーノレアル」のホルンアンサンブルで素晴らしい動画が3月下旬にアップロードされておりました。恥ずかしながらホルンアンサンブルを今までしっかりと聴いたことがありませんでした。
国内のオケに所属するトッププロが吹奏楽の名曲を演奏してくれるのは嬉しいことです。ホルンアンサンブルは、色彩のパレットがいっぱいあるかんじになります。燃えるような金管の音、きめ細かい艶のある木管や弦楽器のような音、パイプオルガンのようなハーモニーの束など形容しがたい音質の宝庫です。
ゲシュトップミュートの効果、バストロンボーンのような低い音域、オーボエのような細く高い音域など見所満載です。吹奏楽では裏打ちや和音を作る役割が多く、サックスやトランペットのような華やかなイメージを持たれていない楽器かもしれません。しかしながら、極めればこれだけの表現の引き出しがある魅力的な楽器です。
信末碩才(日本フィルハーモニー交響楽団)
矢野健太(読売日本交響楽団)
庄司雄大(藝大フィルハーモニア管弦楽団)
柳谷信 (静岡交響楽団)
鈴木優 (東京都交響楽団)